水色のエナメルと幾何学的なフォルムが美しいピンバッジ
USAヴィンテージのクリスチャンブローチです。三角形の縁取りにはSWGの文字、中央の円形の土台には水色のエナメルにトーチ(聖火)、クロス(十字架)、フラッグ(旗)の3種類の図柄が施されています。
W1/10-10Kのピンバッジ
裏面を見ると、W1/10-10Kの文字があるため、10K(金の純度)のホワイトゴールド(Wの表記)が10分の1ミクロンの厚さでメッキされていることが分かります。ホワイトゴールドのため、同じようなブローチに見られる金メッキと異なり黄色みがかった金ではなくシルバーの色味に近い色をしています。
おそらく教会で開かれていた日曜学校に関連するバッジ
表面のロゴは西方教会の主にメソジストと呼ばれる教派に見られるもので、このブローチもメソジスト関連のアイテムなどと一緒に保存してありました。規則正しく規律を守ることが特徴的な教派で、学校や軍隊などに広く普及し、子供達には聖書を勉強するための日曜学校が各地の教会で開かれていました。
このブローチも主に日曜学校に関するものと推測します。表面のエナメルも大変美しく、金メッキが施された表面は優しく磨き上げることで当時の輝きが復活します。
襟元やハットに付けた際、ピンが外れてしまわないよう二重のロックもついた大変手の込んだ美しいブローチです。