悩ましい表情で御心（聖心）を指し示すイエスキリストのメダイ
米国より入荷したフランス製メダイをペンダントトップにしたヴィンテージネックレスです。
メダイ表面にはイエスキリストが自身の御心を指し示す様子、裏面にはカルメル山の聖母子像があしらわれています。
表情の細部まで表現した美しいメダイ
イエスの後ろには後光がさし悩ましい表情を細かに描写しています。
イエスの聖心（御心）とは神による全人類への無限の愛を表現しており、17世紀のフランスで御心信仰が広まりました。
イエスが聖マルガリタ・マリア・アラコックと言う人物の前に出現し、自らの愛情に燃える御心を示し、尊ぶことを進めた奇跡からこのシーンがメダイのモチーフに描かれるようになりました。
裏面にはカルメル山の聖母
裏面にはカルメル山の聖母子像が描かれています。聖母の膝の上には幼いイエスが描かれています。
カルメル山はイスラエル北部にある山で、聖書に度々登場することから神聖な場所として知られています。俗社会から離れ、13世紀頃にこの山に住みついたキリスト教徒達によりカルメル会が作られました。
カルメル山からはマリアが暮らした平原を見渡せるため、この山を神秘の山として聖母マリアへの信仰を強めました。
マリアの手と幼子イエスの手を良く見ると、四角い布のようなものを持っていることがわかります。この布はスカプラリオは教徒が型からぶら下げる衣装のことを指しており、前後の布は聖母子を表しています。
この布を身に付けることで、聖母子（キリスト教）への忠実な教徒であることを示ました。細かな表情が美しく立体的に施されたメダイです。
