ヴィンテージの不思議のメダイとチェコガラスのロザリオが魅力
アメリカから入荷したフランスヴィンテージのメダイとチェコガラスのファイヤーポリッシュ(オーロラ加工)加工がされたビーズを使ったストラップです。
カトリック信徒には馴染みの深い聖母マリアが描かれた不思議のメダイ。
真鍮製のヴィンテージメダイで銀色のメッキが施されたメダイは、使用で表面が磨耗した部分もあり古めかしい雰囲気が味わいを感じさせます。
チェコガラスのビーズは実際にカトリックのヴィンテージロザリオを解いたものです。
携帯やポーチなど身近なアイテムにさりげなく付けられるサイズ感が魅力です。
蛇は邪悪やけがれの象徴、聖母マリアはけがれの無い神聖な存在
メダイの表面には蛇を踏む聖母マリアが描かれています。蛇は旧約聖書の中で邪悪の象徴として描かれています。
最初の人間とされたアダムとイヴはこの邪悪な蛇にそそのかされ禁断の果実を口にしたことから神にエデンから追放されてしまいます。
これを人類が最初に犯した罪として「原罪」と呼び、その子孫である人間が生まれながらにもつ罪としてカトリックでは教えています。
カトリック教会で聖母マリアは人間が生まれながらに持つ罪が無い神聖な存在とされています。
けがれなく神聖な聖母マリアの前では邪悪な蛇の力も及ばないことから、マリア信仰のあるカトリック教会ではメダイにこうしたモチーフが描かれるようになりました。
メダイの裏面にはイエスの御心(聖心)とマリアのハートのモチーフ
裏面にはマリアを表すMの文字と十字架の合わさったモチーフと、イエスの御心や聖心と呼ばれる荊の巻きついたハートと汚れなきマリアの聖心と呼ばれる剣の刺さったハートが描かれています。
十字架や王冠を連想させるモチーフ、ナイフで射抜かれた心臓(ハート)が並ぶ様は、イエスが処刑された際の様子やマリアの悲しみを表現しています。
キリスト教を題材にした宗教絵画には聖書にある上記したような重要な一場面を切り取ったものが多く、これらのモチーフの原型となシーンを所々見ることができます。
信徒が肌身離さず持つアイテムとして簡略化された親しみ易い象形にされていますが、不思議とカトリック教会やキリスト教特有の厳かな雰囲気を感じさせます。