アンティークガラス製ドアノブA|USAヴィンテージ硝子ノブ真鍮座金ドアハンドル取手 [HDW-20-005]
水あめのような艶やかなレトロガラスが魅力のドアノブ
水あめのような艶やかでどこか黄色がかった表情が美しいガラスのドアノブです。
ガラスのドアノブは日本でも様々な場所に使われていましたが、日常を過ごす中で最近は見かけることもありません。
どこか涼しげで、現代の均一で精密に作られた頑丈な建築金物には無い弱さやあやうげなフォルムが魅力です。
1930年代に作られた約90年前のガラスの取っ手
両端に設置されたガラスの取っ手を見ると大きさやガラスの色味などが異なるのが分かります。
元々は同じ形状のものを使用していましたが、恐らく使用される過程で破損等により片方だけ交換されたものと推測します。
元々のオリジナルの取っ手だけでなく、2種類の取っ手を楽しめるのもユティリティと呼ばれる普段使いされてきたアンティーク雑貨の特性でもあります。
厳かに大切に保管されてきたアンティーク品とは異なり、修復跡をも楽しめるのがこうした日常に使われてきたアンティーク品たちの良いところ。
良い物を大切に長く愛用する愛着感を感じます。
さらに年代を超えられるように行うお手入れと修繕
アメリカから届いたばかりのドアノブ達は、どれもよく使い込まれ汚れやくたびれがあちこちに見えます。
汚れは丹念にクリーニングすることで取り除いていきます。
ここで問題なのはドアノブを取り外した際に無くなってしまったであろう取手を固定するネジが無いこと。
アンティークやヴィンテージ品から取ったネジから合うものを探したり、合うものが無い場合は専用の工具を使ってネジ山とネジを作り直します。
目に見える錆は綺麗に落とし、つぶれたネジ山などは全て綺麗に切りなおしています。
金具に固着したペイントや汚れも全て取り除き、真鍮やピューターの鈍い輝きも取り戻しています。
不足していた硝子ハンドルの固定ネジも1つの欠損なく作り直しこれで完了。
また改めて建築金物として使用できるようになりました。